「田舎の風景」とは自然と人間との協同作業が成し得たモノだとトシオがタエ子に語る。<P>人間の生き方も自然体が良いのだろう、「自分にもあったなぁ~」的な展開でストーリーが進んでいく。素直になりきれない、煮え切らない5年生のタエ子を引きずるが、成人してトシオという人間と出会い自然体で生きることができる自分にだんだんとめぐり合える、エンディングで5年生のタエ子が大人のタエ子を見送るシーンは、なぜか郷愁と哀愁が綯交ぜとなって思わず涙が「ぽろぽろ」とこぼれる。<BR>高畑勲らしい良い映画だ。
悩みもたくさんあったけど、純粋だった子供の頃の自分を裏切らない生き方をしなさい。<BR>この映画にはそんなメッセージがこめられているようなきがします。<BR>アニメ『赤毛のアン』で日本の少女たちに、たくさんの夢や希望を与えてくれた高畑監督。この映画は大人になった私たちへの監督からの素敵な贈り物です。
人生が軌道に乗っている時には、何のためらいも自分に対しても<BR>特に考えたりしないのが普通です。<P>女性には、ある程度色々な人生経験をしていくとこのまま<BR>この生活でいいの?と、考えてしまう時期が、あります。<BR>特に、20代後半になると結婚と仕事について真剣に将来を含め<BR>考えますよ(ーー;)<P>そんな時、心のリセットボタンを押して、違う自分になってみたく<BR>なるのです。<BR>都会で疲れた心と体を、開放して子供の頃のように<BR>無邪気さを取り戻し、自然のパワーをもらい元気になりたい<BR>そんな女性の心理が、この作品にはとても上手に表現されています。<P>疲れた心を癒したい時、子供の頃のように無邪気さを取り戻したい<P>そんな気持ちになった時に、お勧めしたい作品です。