松本サリン事件で、犯人扱いされた被害者の経験を映画化したもの。<BR>マスメディアの怖さが全編を通して描かれている。<P>マスコミはその社会への影響力から第4の権力といわれるが<BR>そのマスコミを動かすのは広告主であり<BR>究極的にはお金である。<P>そういう怖さを内包して資本主義社会は運営されている。
こういう映画を黙殺する我が国映画評論とはなんだのだ…<BR>我が国の刑事警察捜査とマスコミ報道の欠点が非常によく分かる映画。<BR>相変わらず戦後まもないころの自白偏重主義から抜け出せないのね。彼らは。<BR>何時自分がマスコミと警察に犯人に仕立て上げられないかも分りません。<BR>日本国民必見といえるのでわ。<BR>ブラックサスペンスとして非常に良い出来。<P>星五つ。
我々一般市民が、いかに簡単に、マスコミや警察の情報に踊らされているのか、よくわかる作品です。しかし、どんな場合でも、被害者や、その親族でもない者が、加害者(今回は、確定すらいていない)を誹謗・中傷するのは、恥ずべき行為です。他人を罵倒する権利など、誰ももっていません。視聴率の為、販売数増加の為、警察との情報を得る為、都合のいい情報を流す。これが現実でしょう。残念ながら、防ぐすべはありません。だからこそ、関係の無い者が、醜い行動をとって恥をかかぬよう、己の行動に責任を取るべきだと思います。