最高のラストでした。<BR>昨今、やたらと「勇気」「愛」「友情」をテーマにした中途半端で、まがいものの作品があふれていますが、<BR>この作品には他者の追随を許さない気迫や真剣味を感じました。<BR>「友情」というより、「強い絆」と呼ぶにふさわしいロミオとアルフレドの関係は、<BR>見た人の心に確かに何かを残してくれるはずです。<P>また、エディターレビューに<P>「ただ、「ロミオの青い空」というタイトルは、この意外に硬派な物語にはいささか軟弱すぎたかもしれない」<BR>とありましたが、<BR>私は少しもそうは思いません。<BR>「青い空」というのはロミオにとって、自由と希望の象徴であり、<BR>つまりはアルフレドそのものなのですから。<BR>重い内容だからこそ、こういった何気ないタイトルが活きてくるのだと思います。
静かに自分の死と向かい合い、命を燃やして戦ったアルフレド。アルフレドの死はロミオに大きな悲しみを与えるのだった。アルフレドの死に打ちひしがれて立ち上がれないロミオに、ダンテたち「黒い兄弟」の仲間は決闘を申し込む。・・・<P>アルフレドを失った喪失感はみんな同じ。でも、いつも元気なロミオが立ち直なければ誰も立ち直れない。だからこそ、「黒い兄弟」たちはロミオにリーダーを託したのだろう、「アルフレドの死から立ち直る」という試練の元に。<P>この8巻では、ロミオが親友の死から立ち直る姿、教養に目覚めていく姿などが実に細やかに描かれている。そして感動のラスト。煙突掃除夫という過酷な運命を乗り越えたロミオたちの瞳に、故郷の空はどんな風に見えたのだろうか。
ロミオの青い空の30話「最後の誓い」31話「本当の宝物」32話「素敵なクリスマスイブ」33話「空へ!自由の翼にのって」が収録されています。親友アルフレドの死により、ロミオは気力を失ってしまいます。でも、黒い兄弟の友情にって立ち直り、ロミオは黒い兄弟の新しいリーダーに選ばれます。黒い兄弟の絆は一層強まり、狼団とも和解します。そして春になり、ロミオ達、黒い兄弟が故郷へ帰る日がやってきます。