私は、球団創設以来の西武ライオンズファンである。これをみるのはそれほど面白くない。このシリーズは一方的に阪神が押し捲っており、それほど名勝負とも思えない。<BR>この年の西武ライオンズは、一方的にやられてしまった。特に金髪のリチャードゲイル投手ライオンズ主力選手がことごとくやられた。<P>最終戦の最終回にぽつんと放ったヒットだけとはあまりにさびしい限り。このころから特に西武の貧打が目立つようになったことを記す記録としては西武ファンにも価値がある。<BR>しかも、それよりあの年の阪神は強かった。あの年の阪神はバース、掛布、岡田、先発ゲイル、及び抑え中西すべてがうまく回っていた。<P>マスコミもすべて阪神びいき、選手同士の戦いに集中できていなかったのではなかろうか?西武ライオンズにとっては運が悪かった。
阪神ファンにとって、それは一年限りの夢だったのか。<P>真弓、バース、掛布、岡田の強力打線を擁する阪神タイガースはこの年、21年ぶりとなるリーグ制覇を果たし、日本シリーズで広岡監督率いる西武ライオンズと対戦する事になった。この年の西武は前年に主砲・田淵が引退も、秋山が40本塁打を放ち頭角を現し、また投手陣も東尾、松沼兄弟、高橋直に加えこの年防御率1位の工藤や渡辺久が台頭し、世代交代の真っ最中だった。<BR>阪神ファンにとっては永久保存版的なこの一枚、惜しむらくはあのバックスクリーン3連発の映像が収録されていないのと、第4戦の実況音声が「ライオンズびいき」だったことか。