とにかくおもしろいとしか言いようがない！アメリカテレビのスタンダード、マルチビューポイント・シナリオの頂点ともいえるシリーズ。<BR>このシーズンも登場人物が劇的に入れ替わり、予断をゆるさない。予定調和を排除したリアルなストーリーは健在、しかもエンターテイメントとしても１００点だしね。

	&nbsp;&nbsp;&nbsp;シカゴにある総合病院の救命救急室を舞台にしたテレビドラマのサードシーズン（96～97年）。監督に『告発の行方』の社会派ジョナサン・カプランが加わるなど、ドラマ性がさらに深くなっている。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;本作にはサブインターン研修を終えたカーター（ノア・ワイリー）が、ドクターとして登場。立場の変化に困惑しつつも医者としての自覚に目覚めていくカーターのドラマを軸に、恋愛、別れ、出世、エイズ感染とさまざまな悩みを抱えた医師や看護婦たちの人間模様が描き出される。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;ゲスト出演は、カーターの同僚ガントに北野武監督『BROTHER』のオマー・エプス、患者役に『ヴァージン・スーサイズ』のキルステン・ダンスト、コンビニ強盗にユアン・マクレガーなどが登場しており、こちらも見逃せない。 <br>&nbsp;&nbsp;&nbsp;セット1は、第1話「ドクター・カーターじゃありませんか？」から第10話までを収録している。（井上新八）