関ヶ原 関ヶ原
 
 
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関ヶ原 :

実力派の豪華キャストが共演する、歴史物としては素晴らしい作品のひとつであると思います。内容も濃密に作られており、関ケ原の戦いへと向かう時節の流れを巧みに描いております。主役を演じる森繁久弥、加藤剛も良かったのですが、とにかく三船敏郎、三国連太郎の2人は最高です。他の配役も、ほぼイメージ通りで見ていて嬉しくなってきました。画質的には古い映像ですので厳しい個所もありましたが、そうは言っても過去の名作をDVD化してくれた事に高い評価と感謝の気持ちを送りたいです。(特典映像もちょっと嬉しかったです。)ただ難点を挙げるとすれば、他の方も書かれていましたが曲(音楽)が駄目駄目な点です。音楽だけを聞いていると、昔のメロドラマかと思ってしまうシーンも幾つか・・・。せっかくの名作を曲が壊してしまっては何にもなりませんからね。作品としての価値なら文句無く星5つなのですが、音楽に星-1で総評は口惜しいかな星4つです。でも歴史物が好きな方は、必見の作品である事は間違いないと思います。

今となっては故人となっている方たちもたくさんいるのですが、 その配役が<BR>超豪華で 凄いの一言に尽きます。<BR>出演している役者さんたちの顔ぶれを見ているだけでも価値のある作品です。<BR>特にお気に入りは 森繁久弥さん演じる徳川家康と、 三國連太郎さん演じる<BR>謀臣 本多正信の悪党爺さんコンビが いつも二人きりでコソコソと悪だくみ<P>の密談をしているシーンです。<BR>観ていてゾクゾクするくらい凄みのあるシーンです。<BR>正に日本史上最強の名コンビと言ってもいいでしょう。<BR>司馬遼太郎さんの原作にもほぼ忠実で、 非常に完成度の高い歴史ドラマだと<BR>思います。

20年位前にTBSの正月番組として放映され、その時に見たのですが、どうしても頭を離れず捜し求めた作品です。<BR>司馬遼太郎の原作をものの見事に映像で見せた作品で、それは何度繰り返し見てもワクワクします。<P>キャスティングが素晴らしく、徳川家康を森繁久弥、家康の懐刀本多正信に三國連太郎、相対する石田三成を加藤剛、三成を支える島左近を三船敏郎です。<BR>三船敏郎が本当に素晴らしく、島左近が頭を離れません。<P>この配役だけでも凄いのですが、福島友則を丹波哲郎、細川忠興を竹脇無我、加藤清正に藤岡弘、宇喜多秀家を三浦友和、島津義弘に辰巳柳太郎、小早川秀秋を国広冨之、細川ガラシャを栗原小巻、北の政所に杉村春子、淀君を三田佳子など、それはもう日本の最高、最上のラインナップで描いた「関ケ原」です。これ以降も、様々な歴史ドラマが作られましたが、これほどの作品にお目にかかったことがありません。<BR>又、ナレーションを石坂浩二が務めており、原作の主題を損なうことなく天下分け目の決戦に進む大きな時代の流れが描いた作品です。<BR>この作品が手に入るというのは、それだけでも幸運だと思いました。<BR>各DISCに司馬遼太郎が出演者達と関ケ原についてお喋りをするシーンも含まれています。<P>これほどの作品は、滅多に出会えないと思います。

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関ヶ原&nbsp;&nbsp;&nbsp;司馬遼太郎の同名原作をオールスターキャストでドラマ化した、関ヶ原を描いたドラマの決定版とも言うべき名作大型時代劇。病没した豊臣秀吉(宇野重吉)の遺志を一途な思いで引き継ごうとする五奉行の一人・石田三成(加藤剛)と、その機に乗じて天下取りをもくろむ徳川家康(森繁久弥)との息詰まる攻防が、利に走り、裏切りに終始した関ヶ原の合戦という一つの戦に収斂していく様とともにスケール盛大に描かれている。<br> &nbsp;&nbsp;&nbsp;何にもまして特筆すべきは、名優ぞろいの豪華出演陣だ。もはや伝説となった多くの役者たちが適材適所の役を演じたことによって、この戦国絵巻はいっそうの重厚さを獲得している。中でも、いかなる時にも義の人であり続けた石田光成を熱演する加藤剛がうってつけのはまり役。理想のあり方を追い求めるがゆえに誰からも受け入れられない孤高が、光成のイメージ通りだ。クライマックスの関ヶ原の合戦の再現は、エキストラ3500人、馬500頭を動員したスペクタクル。まさに労作と呼ぶにふさわしい作品である。(麻生結一)
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