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| 窓からローマが見える
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池田満寿夫が映し出す錯綜したラブロマンス。<BR>ローマの音楽学校に通う日本人女性の放尿、フランスのモデル女性のレイプと、それ以後レイプから抜けられずにマゾに落ちてしまい、加害者に飼われつつある・・・展開。<P>その被害者女性の夫であるカメラマンと放尿日本人女性との関係、そこにカメラ助手の介入、日本人女性が同じレイプ犯にピストルを突きつけられながら強姦される最中に、ただ見つめることしかできなかったカメラマンと、その犯人を射殺しに来たカメラマンの妻。<P>錯綜した愛と人間関係だけでなく、話の展開する場所はローマとパリとを行ったり来たり。パリで強姦された妻は夫のいるローマに向かうが、夫には幻覚として写り、街で見かけても決してつかまえることは出ない。<BR>最後に勝つの!は!、誰と誰とが織りなす愛か? 見る者にとって、肉体に精神が引きずられる愛を認めることができるのか?
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