現代の家庭に漂う妙なよそよそしさ、など病的な側面を切り出して見せた秀作です。<BR>といってもストーリーは何のことはない、実に平均的中流家庭な家に上がりこんだ一家庭教師が、子供を入試に受からせて去っていくまでが描かれる...。<P>最後の松田優作の暴れっぷりには笑うしかないのですが、身の回りにありふれた場所・事柄を実にあたりまえのように(?)描いているだけにラストの惨劇が際立っている。平凡極まりない家庭にもいつか恐るべき自体が待ち受けているかもしれない、そんなよく考えてみれば当たり前のことをあたりまえ(?)に描いて見せたところが秀逸。<BR>でもまあ暴力反対(笑)
奇妙な家族関係、奇妙な家庭教師、奇妙なカップル…<BR>など、奇妙尽くしのこの作品。<BR>シュールで、ブラックな笑いがとっても心地良い作品です。<BR>優作さんの家庭教師には本当笑ってしまいます。<BR>あとは、家族で食卓を囲む(?)シーンは必見です。<BR>あの不気味さを体感してください。
松田優作の家庭教師の奇妙なキャラクターはいつ見ても面白い!家庭教師なのに、主人公(?)の宮川一朗太に接する態度や言動は文句ナシに笑えます。<BR>松田優作だけでなく、出演している人々の演じるキャラも奇妙なヤツばかりなのもすごくイイです。目玉焼きの黄身をちゅーちゅーするのが大好きなお父さん、ほんとに印象に残ります。<P> 内容のほうも、クールな感じの演出で、受験戦争、イジメなんかあったりして今の社会の問題が描かれていたりします。まだ見てない人、見ることをオススメします。これは面白いはず。