設定が、ジュラッシクパークのようなＳＦ的なものでなく、あくまでもドキュメンタリータッチで進行しており、１８０分という長時間にもかかわらず飽きさせないところが素晴らしい！私の子ども（小学３年の双子）などは１週間で５回ぐらい観ています。江守さんの解説は、ドラマチックな言い回しではありますが、内容的にしっかりと科学的な味付けが盛り込まれているし何といっても恐竜をはじめとする古生物たちの映像が素晴らしい。皮膚の色は別として恐竜の栄枯盛衰が誰にでも楽しみながら学習できる作品です。家族で団らんとしてみるのにもうってつけですね。

このビデオを見て一番楽しめるのは、恐竜の発生から絶滅までの時代を海、空、陸を舞台として、さまざまな恐竜が次々と登場し、その動きが生き生きとしていることである。見ているだけで楽しい出来になっている。恐竜の骨格はかなり分かっているが、皮膚の色とか構造は化石に残っていないため想像するしかない。本編では恐竜の種類によりさまざまな皮膚の色と模様が見られる。ＣＧを駆使してはいるが、ＣＧだけではどうしても細部のニュアンスが出てこないところを、手間を掛けて模型を作り、それを人間が動かしながら補っている製作過程を付属のＤＶＤで見ることが出来る。恐竜に関心のある人にはお薦めの一品。