「さよならオレ!」「さよならワタシ!」<BR>この映画の本当の良さがわかったのは20代も後半になってからでした。<BR>誰もがそれとは気づかずに少年や少女の自分に別れを告げて来た、それをものの見事に表現した映画です。<BR>ラストの8mmフィルムの映像は今思い出しても眼に涙が滲んできます。
神社の階段で一夫と一美か入れ替わってしまった後の小林聡美の立ち方歩き方全てが本当に男に見えるくらいうまかったです。尾美としのりも笑ってしまいますが非常に演技がうまかったです。二人とも決して美男美女でないところがいいです。大林宣彦の尾道3部作には尾美としのりが準主役でずっとでてます。普通っぽいところが気に入ったのかな。<P>小林聡美も廃市に登場します。<BR>心が温まるいい映画です。
はじめモノクロームの映像が男の子と女の子が入れ替わってから<BR>次第にカラーになっていきます。そこからの小林聡美がすごい。<BR>胸をつかむは,「てめえ・・・・」と啖呵を切るは,すっかり動き<BR>が男の子になっていて,男の子と女の子が入れ替わってしまうと<BR>いうSFチックなこの物語の中に,違和感なく入り込んで<BR>いくことができます。<P>小林聡美が素晴らしい。