原作の雰囲気を期待して見ると、映像的に物足りなさを感じるかもしれない。<BR>Ｄの世界には似つかわしくない不自然な色の多さ、見るからにアニメ的な<BR>キャラクターデザインなど、アニメーションの限界的なものに納まってしま<BR>ったところは残念。しかし、やはり好きなものは好きなので、時折思い出した<BR>ようにひっぱりだして見たくなる秀作のひとつ。<P>キャラデザインに天野喜孝氏、音楽には小室哲哉氏。特に小室氏の最近の<BR>量販的名な音しか知らない人には、新鮮に聞こえるかも。<BR>そして、Ｄの声はこの人以外にはありえないくらいにはまり役の、塩沢兼人<BR>氏の、いまとなってはただ一つの「Ｄ」としての作品である。
メインキャラクターのデザインを、それぞれ別の人がやった、という前代未聞の作品。有名な漫画家さんやアニメーターさんが、名前を連ねています。<BR>そのせいか、全体的なまとまりが、イマイチでした。<BR>天野喜孝さんの絵は、モノトーンでも美しいのですが、この作品は“黒”をほとんど使っていません。<P>この当時でも、もう少しいいものが作れたのではないかと思います。原作を愛読しているため、そのへんが少々残念でした。<BR>あ！そうそう、特筆すべきは、主題歌です！<BR>なんと、あの、T.M.Networkが歌っています！！<BR>まだマイナーだったんですねえ。懐かしいなあ。<BR>歌詞の中に「1985」とあるので、いつ公開された映画なのか、憶えていられます。
西暦12090年、科学文明が滅び荒廃した未来社会で伝説から蘇った吸血鬼や魔物の群にひとり立ち向かう謎の男”Ｄ”・・・・<BR>アニメのＤは、ジャケットのように美麗でないのが残念。<BR>2001年劇場公開のものとは比べ物にならないかもしれませんが、<BR>塩沢兼人さんのファンにとっては大事な作品であることには違いありません。<P>ただ、ビデオ発売時の初回映像特典（メイキングや、制作スタッフのインタジュー，主演キャストの一言コメント）が収録されていないのが口惜しいです。
