あの今村昌平監督でさえ撮る事を逃げた、最高傑作。<BR>ジャンルは違えども、この映画を前にすれば<BR>黒澤明作品すらも霞んでしまう。<BR>考えるのではない。感じろ。
昔、パンクがホントに世の中を変えれると思い、「反戦!アナーキー!」と歌ってたガキに、こんな大人が居るんだと、衝撃的な出会いをしたのが本作品でした。<BR>あれからエスカレーター式に社会の歯車になりはや5年、回顧の心持ちで手に取った本作に、何故か昔程の衝撃はなく、原一男の目線がとても心地よい作品でした。<P>内容は、戦時中に仲間が起こした非人道的行為に対する真実を、フレンチコネクションのポパイごとく、あらゆる手段を使って明らかにするという単純明快なものです。<BR>ちなみに私は、これを持っているのを部屋に来た女性に見られ、「怖い」といわれて振られました。神軍予備軍に女はいらぬか?奥崎の影響力、おそるべしです!
原先生の話を聞きながらこの映画?(ドキュメンタリー)を見たのですが、<BR>奥崎は本当に本能のまま生きている人間、もしくは生き方が下手な人間だと。。。<BR>映像を見ている最中ずっとそれ以外の行動を見ていたのですが、<BR>映画の撮影中に原先生に人殺しをするのをとってほしいといっていたのを<BR>撮影後に実行(失敗)してしまうとは・・。<P>必死に自分の正義を貫き通そうとする奥崎を見て<BR>一つの方向(自分の正義)に突き進むことが難しいかが少しわかった気もします。