雨あがる 特別版 雨あがる 特別版
 
 
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雨あがる 特別版 :

原作が山本周五郎なので、渋い人情時代劇になっている。<BR>雨の中の旅籠のシーンが多いので、全体的に画面は暗い。<BR>しかし、寺尾聡は主人公の三沢伊兵衛役をよく演じている。<P>賭け試合を咎められて、主人公は舞台となる藩を去る。<BR>「人物は得がたい」ことに気付いて、藩の殿様は主人公を追うが、間に合わない。<BR>器の小さい藩の役人たちでは、主人公のような大きい人物は収まらないということか。<P>しかし、今の日本では、この主人公のような「大人物」は少ないのではなかろうか。<BR>いや、戦後の日本では、政、財、官、どの分野でも「人物」は少なくなったように思う。<BR>映画界もしかり、これという監督や役者などの「人物」が少なくなってしまった。<BR>せめて教育界だけは、将来の「大人物」を見つ!けて、大きく育てあげてほしいものだが、無理な話か。<BR>本来、しっかりした家庭教育にしか、これは期待できないものなのだろう。

黒澤明監督のなんとかかんとか・・・・という肩書きがついてまわる映画のようですが、わたしは幸運にもそれほど黒澤監督の知識がありませんので、純粋に楽しめました。<P>戦国時代の話ですが、とってものんびりしているし、とってもコミカルですし、人間味にあふれた作品です。気負うことなく、ちょっとした幸せが描かれていて、でも、これこそ幸せな生き方なんだなあと思わされました。<BR>とても出来のいい短編を見たという感じでした。<P>こんな時代劇もあるのかなと関心しました。

黒澤明の遺稿という看板でこの映画を見た。<BR>だからある程度の完成度は期待できたのだが<BR>その反面、看板に負けてしまう可能性を内包して映画を見始めた。<P>主人公夫婦のやり取りを通じてすがすがしさや<BR>失われつつある日本的夫婦観がまぶしかった。<P>映像を通して伝わってくる時代観は、黒澤監督の雰囲気を持っているのだが<P>実際にここにある映像は小泉監督のものである。<P>非常に面白い作品である。<BR>ラストシーンの作り方は、受け手本位である。<BR>自由な想像をめぐらせてほしい。

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雨あがる 特別版&nbsp;&nbsp;&nbsp;黒澤明が生前から温めていた企画を、黒澤組の助監督小泉尭史の手によって映画化。原作は山本周五郎の短編。享保時代、心やさしい三沢伊兵衛(寺尾聡)は剣術の達人ながら人を押しのけることができず、仕官の口もままならない浪人生活。妻たよ(宮崎美子)と共に旅を続ける。<br> &nbsp;&nbsp;&nbsp;雨の続く季節、川どめにあった彼らは、とある安旅籠に長逗留することになった。旅篭には行商人や農民、飯盛女など、庶民の活気にあふれている。三船史郎の殿様ぶりも、そのユーモラスな豪快さで父親の故三船敏郎を思わせて微笑ましい。寺尾の剣さばきの確かさ、宮崎の貧しくとも気品のある立ち居振る舞いの美しさ、旧黒沢組の総力を結集した美術の見事さ。まさに黒沢の意図したとおり、見終わってさわやかな気持ちになる作品だ。(堤 昌司)
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