この作品を見たのはつい最近だ。近頃の松田龍平はますますかっこいい。独特のオーラを出している。では，このデビュー作ではどうか・・・。<BR> 一番始めの台詞を聞いたときは，正直言って少しずっこけた。何と言ってもずぶの素人から出発したわけだから・・・。<P> しかし，聞くところによるとこの映画はストーリーの順番通りに撮影を進めていったとか。なるほど物語が進むにつれ，「加納惣三郎＝松田龍平」の怪しさに艶が出て来る。特にラスト近くの表情にはゾクッとさせられる。やっぱり，松田龍平には松田龍平のオーラが漂っていた。<P> ストーリーについては，賛否両論あるが，史実に忠実な新撰組を求める人には勧められないことははっきりしている。自分は松田龍平のドキュメンタリー的な映画と思っている。
久しぶりに時代劇を見ましたが、想像していたものとは違いました。<BR>一言で言えば非常にわかりにくいです。<BR>ちゃんと見ていても「あれ？」と思ったりして話を追いにくいです。<BR>演じている俳優もその設定されている年より随分上なので、違和感がありますね。<BR>松田龍平君ファンの方には初々しい演技がツボかもしれません。。
私は、この映画のテーマ曲が大好き。<BR>坂本龍一さんの作った曲なのですが、シンプルな旋律ながら「和」のスリルと色っぽさを感じさせます。加納惣三郎に狂ってゆく男たちの哀れさを匂わせているような、それほどまでに美しく生まれついてしまった惣三郎そのものへの挽歌であるような・・・不思議な響きです。<P>また、なかなかの豪華キャスト出演ではあるのですが、なかでも浅野忠信が最高にかっちょいい！！強引なまでに積極的で、そのくせ笑顔は底抜けにさわやか。一見の価値ありです。
