これほど理想的で完全な競争馬の姿を、私は観た事がなかった。<BR>強く、美しく、そして儚い・・。毎日王冠、絶頂の時の彼の姿は、かつてアメリカ競馬におけるセクレタリアトやマンノウォーの伝説のレースをこの日本でも具現化しようとしていた。<BR>我々、日本の競馬ファンが見たこともない、信じられない光景・・・。<P>競馬である事すら忘れさせる、ただ1頭のためだけに存在するレース。<BR>その歴史的な圧勝を、我々はあの天皇賞で目撃するはずだった。<BR>完全なるサラブレッドは、後の名馬たち、史上最強世代の馬たちに影さえ踏む事を許さないまま、あまりに希有な才能は、彼の命すら押しつぶして砕いてしまった。<BR>府中の大欅の向こう側、今でもあの時間は止まったままでいる。
これが逃げ馬の原点!武豊が言っていた逃げれば余計きれる足!すごすぎる!
逃げて勝つ。強い馬ならそれが一番強い競馬だと思います。<BR>アナウンサーのレース中のアナウンスで<BR>「気持ちよさそうに走っています。サイレンススズカ」<BR>というようにとても気持ちよさそうに<BR>先頭を走っているサイレンススズカ。<BR>武豊騎手も最強とたたえたその名馬の走りを<BR>是非一度みてみてください。<P>最後の天皇賞。骨折がなければ絶対に勝っていたと思います。