東京日和 東京日和
 
 
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東京日和 :

私にとって、近年もっとも心に焼きついた映画です。<P>なかなか説明しずらい映画で、見て感じていただくしかないといった感じなんですけど・・・(笑)<P>ある夫婦のお話で、ふたりの微妙な心の様子がたんたんと描かれています。<P>つまり、ストーリーというよりは、二人のキャラクターや心の動き、風景、たたずまいといったものに、共感したり感動したりしながら見ていくタイプの映画です。<P>これまでわたしは、中山美穂さんの演技はひどいものだなあと思っていましたが(ファンの人ごめんなさい)、この映画の彼女の役は、ほかのどの映画にもない女性像を描ききっていて、ほんとうに素晴らしいなと思いました。<P>竹中直人さんは、多くの人から賞賛されていますが、わたしにとってこの映画は、中山美穂さんにつきます。そのぐらい素晴らしいと思います。<P>ふたりの中で起きている、微妙な人間の関係が、みなさんにも共感されるといいなと思います。<P>そして最後には、一見淡いように見えるこの物語が、実は生きるという力にみなぎっているところを感じていただけるのではないでしょうか。

素晴らしい「映画」です。テレビドラマでは絶対に表現できない空気感が映画全編に漂っています。この映画のエピソードは、どれもこれも小さな事だけど竹中直人と中山美穂のふたりがいっしょにいると非日常になり感動的なシーンへと変化するのです。旅先の床屋で散髪する竹中直人、小船の中で昼寝をする中山美穂、降りしきる雨の中で大きな岩をピアノに見立てて二人で仲良く演奏するシーンなど、胸がジーンとする何気ない瞬間が満載です。そして何より、この作品の中山美穂さんの演技は特筆に値します。素晴らしい「映画」の演技です。dvdを購入して、心がささくれだった時に、取り出して見ることをお勧めします。

写真家・荒木経惟さんが、奥さんを深く愛していたことが偲ばれます。<BR>荒木(アラーキー)という過激な写真家を知れば、この物語はより深く味わえると思います。<P>日本の過去の名画のように、坦々と抑揚を押さえたつくりになっています。いなくなった妻が、ふっと目の前に現れ楽しかった頃を思い出し、また現実に引き戻されてゆく。なつかしいような、はかない思いを丁寧に描いています。

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東京日和&nbsp;&nbsp;&nbsp;カメラマンの島津と、その妻ヨーコ。繊細であるがゆえに、時にエキセントリックな行動に走りがちなヨーコに翻弄されながらも、島津は彼女を愛し続けていく。写真家・荒木経惟のフォトエッセイを原作に、異能の才人・竹中直人が監督・主演したノスタルジックなヒューマン・ドラマ。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;東京の裏路地といった日常的場所を魅力的にとらえる撮影、また夫婦の住む部屋など、細部にまでこだわりきった美術や小道具、ささいな日常の音もにがさない録音、初めて映画音楽を担当する大貫妙子のささやかなメロディと音色の妙など、優れたスタッフワークにも支えられ、これが3本目の監督となった竹中演出も冴えわたる。ヨーコ役の中山美穂が、これまでにない大人の女性を熱演し、新境地を開拓しているのも特筆すべき点だろう。(的田也寸志)
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